Waterlogicの歴史

ウォーターロジックの創業から、
UV(紫外線)を利用した「ファイヤーウォール®」技術の
開発の経緯など、
詳しく紹介しております。

Waterlogicの誕生

Waterlogic は、1992年に英国・ロンドンで産声をあげました。創業者であるジェレミー・ベン-デビッドは、ボトル・ウォーターが主流になっている当時の英国のウォーターサーバー市場において、水道直結型POU(POINT-OF-USE=たとえば家で使うさまざまな水を一か所で集中的にきれいにするのとは異なり、キッチンなど実際に水を使うところで浄水するシステム)でのウォーターサーバーには大きな成長の可能性があると考えました。

会社設立当時は、創業者であるジェレミー自らが郊外の各家庭のドアを一軒ずつノックしてまわるなど、ベンチャー創業時にはつきもののさまざまな苦難を経験しつつも、あきらめることなく営業活動を続けました。

その当時の、実際に水が使われるさまざまな現場での経験が、Waterlogicの理念として、一切の妥協を許さずに本当の浄水システムとは何かを追及する姿勢に表れています。その一つの答えが、コップに水を注ぐその直前まで本当に衛生的な水を供給するファイヤーウォール® 技術として、後年、結実することになります。

そして2010年、Waterlogicに一大転機が訪れます。世界の浄水器業界を震撼させた、あの“ファイヤーウォール®” 技術の完成です。

創業から1年後の1993年、英国においてはじめての営業成果がもたらされました。そこから、現在まで止まることなく成長を続けるWaterlogicの快進撃が続いています。まず、1995年に、当時、ウォーターサーバーの製造においては世界で最も実績が豊富であった韓国で水道直結型のPOU浄水サーバー製造を開始しました。

当初は、まだ欧州の一部の国への展開しか行っていませんでしたが、創業者ジェレミーは、すでに米国などの世界市場への展開を描いていました。その4 年後の1999年には、念願の米国市場参入を果たします。

2001年には、韓国の製造拠点を自社統合し、さらには2004年に中国・青島に自社100%にて製造工場を建設、そこから欧州、米国などの先進国に向けて輸出を開始、その体制は現在も続いています。その間、2000年にはロシア、2001年にはドイツ、翌年のフランス、ノルウェーと、毎年新しい市場参入を果たしていきました。

当然、自社だけの力ではこのような急成長は不可能です。そこには、当時から現在に続く、欧州や米国などでの環境問題に対する国民の意識の高まりと、それに関連する多くの法規制が大きく貢献しています。

まさに創業者ジェレミーが思い描いたとおり、その製造、輸送、再利用に多くの化石燃料や化石燃料を元とする原料、さらに地下水などの水資源を使い、CO2を排出するプラスチック容器(ポリカーボネートやPETなど)のボトルウォーターは徐々に減っていき、かわりに水道直結型のPOU浄水サーバーの認知と需要が西欧や米国でじわじわと高まっていったのです。

水道直結型のPOU浄水サーバーのパイオニアであったWaterlogic は、マーケットリーダーとして急速に体力をつけていき、まずは欧州各国で水の分野で実力のある企業を統合し、米国や豪州などにおいてもそのプレゼンスを高めていきました。現在では、Waterlogicの水道直結型POU浄水サーバーは50 か国を超える国々で使用されており、日本をはじめとするアジア、南米、南アフリカにもその地歩を築きつつあります。

2004年、Waterlogicは中国・青島に自社100%出資による製造工場を建設しました。韓国からの製造拠点の移行とその後の拠点の拡大、さらに浄水技術の飛躍的なブレークスルーには2人のエンジニアの並々ならぬ苦労と努力がありました。

一人は、創業者であり、現在、グループCEOであるジェレミーの兄弟、ジョナサン・ベン- デビッド( 現、グループ製造およびR&D担当CEO)、もう一人は韓国のWaterlogic製造拠点で、当時すでに10年近くの実務経験があり、水道直結型POU技術に精通したカーネル・キム(現、グループR&Dディレクター)です。

ジョナサンは、いくつかの大手多国籍企業で長年にわたりシニア・マネジメントの地位についた後、1995年に、医療および研究用のプラスチック機器の開発と製造を行う自身の会社を起ち上げ、英国において、短期間で、公的機関や大手企業のR&Dと直接取引するまでに育て上げた実績を有しています。

その後、事業を成功裡に売却し、2004年、躍進する世界展開を技術面でささえるべく、Waterlogicに合流しました。ジョナサンとともにカーネルも、韓国から中国・青島に移り、ジョナサンと二人三脚でWaterlogicの製品・技術開発を支えていくことになります。

Waterlogicの世界展開は、この青島での自社工場の立ち上げを機に、一気に拡がります。青島工場の操業の年である2004年には、ノルウェーで2社の買収を行い、Waterlogicデンマークのオペレーション開始。翌年には米国においてInnowaveとCoolerSmartという2つの大手ブランドを買収、さらにノルウェーでもう1社、2006年にはデンマーク、2007年にはスウェーデンでもそれぞれ1 社ずつ買収統合し、北欧での市場シェアを一気に拡大させました。

2009年、青島工場の立ち上げから5年が経ち、手狭になってきた工場の大幅な拡張・製造ライン増設プロジェクトを担い、2010年代につながるさらなる飛躍に多大な貢献をしたのも、ジョナサンとカーネルの二人のエンジニア・コンビです。

そして2010年、Waterlogicに一大転機が訪れます。世界の浄水器業界を震撼させた、あの" ファイヤーウォール®" 技術の完成です。

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